11月30日、中学部では、地域のイタヤ細工職人の方をお招きして「イタヤ細工体験」を行いました。材料であるイタヤカエデの実物や、丸太を割って、裂いて、削って、編めるように加工する工程の説明を聞きながら、じっくりと見ることができました。生徒が一部体験させていただきましたが、裂く途中で切れてしまい、「あ~!」という声が上がりました。やはり職人の技はすごいと実感しました。後半は実際にイタヤを使った作品作りです。美術の授業で、色画用紙の短冊を使って、格子編みの練習や作品作りをしてきましたので、その学習を思い出しながら作りました。イタヤは色画用紙より堅く、指先にも力が入ります。本来のイタヤ細工はもっと複雑な編み方で製作します。製品の実物を見て、改めてその技術の素晴らしさや美しさを感じることができました。地域の民族工芸について、本物に触れ、学ぶことができた貴重な機会となりました。